2000年代初めに活動した音楽ユニット「Steady&Co.(ステディー・アンド・コー)」。
Dragon Ash、RIP SLYME、スケボーキングという、当時の音楽シーンを彩っていたグループのメンバーが集まった、豪華な顔ぶれのユニットです。
代表曲には「春夏秋冬」や「Only Holy Story」などがあり、今も懐かしのJ-POPとして親しまれています。
そんなSteady&Co.を構成していたのは、降谷建志、BOTS、ILMARI、SHIGEOの4人。
それぞれ別のグループで活動していた4人は、どのようなアーティストだったのでしょうか。
この記事では、Steady&Co.のメンバー4人のプロフィールや所属グループでの活動、ユニット内での役割について紹介します。
Steady&Co.のメンバーは誰?
Steady&Co.は、次の4人で構成されていました。
| メンバー | 主な所属グループ | Steady&Co.での役割 |
|---|---|---|
| 降谷建志(Kj) | Dragon Ash | MC・ボーカル、楽曲制作 |
| BOTS | Dragon Ash | DJ |
| ILMARI | RIP SLYME | MC |
| SHIGEO | スケボーキング(SBK) | MC |
Steady&Co.の特徴は、同じグループのメンバーだけで構成されていたわけではないことです。
それぞれが異なるグループで活動していたアーティストが集まり、普段とは違った音楽を生み出しました。
ここからは、4人それぞれのプロフィールを詳しく見ていきましょう。
1. 降谷建志(Kj)
Dragon Ashのフロントマンとして知られるアーティスト
降谷建志(ふるや・けんじ)は、Dragon Ashのボーカル・ギターとして知られるアーティストです。
Dragon Ashは1997年にデビュー。ロックをベースにヒップホップなどの要素を取り入れた音楽で、1990年代後半から2000年代にかけて大きな存在感を示しました。
降谷建志は、ボーカルやギターだけでなく、楽曲制作やプロデュースなどにも携わっています。
Steady&Co.では、BOTSとともにプロデュースチームとして活動していたことが、ユニット誕生のきっかけになりました。
Steady&Co.ではどんな役割だった?
Steady&Co.の音楽を語るうえで、降谷建志の存在は欠かせません。
BOTSとともにプロデュース活動を行っていたことから、4人組ユニットとして活動する以前から、Steady&Co.の土台を作っていたメンバーといえます。
その後、SHIGEOとILMARIが加わり、4人での活動が始まりました。
Dragon Ashで培った音楽性を持ちながら、別のメンバーと新しい作品を作ることは、降谷建志にとっても異なる挑戦だったのではないでしょうか。
Steady&Co.での代表曲
Steady&Co.の代表曲として知られる「春夏秋冬」や「Only Holy Story」などを通して、降谷建志が関わったユニットの音楽を楽しめます。
Dragon Ashの楽曲とはまた違った雰囲気を味わえることも、Steady&Co.の魅力です。
降谷建志の音楽活動を振り返るときは、Dragon Ashだけでなく、こうしたプロジェクトにも注目してみると、新たな一面が見えてくるかもしれません。
2. BOTS
Dragon AshのDJとして活動
BOTSは、Dragon AshのDJとして知られるアーティストです。
Dragon Ashは、ロックを軸にしながらヒップホップなどの要素を取り入れた音楽を展開してきました。
そのサウンドを支える存在のひとりがBOTSです。
Steady&Co.では、降谷建志とともにプロデュースチームとして活動していました。
Steady&Co.誕生のきっかけを作ったメンバー
Steady&Co.の公式プロフィールによると、ユニットの発足は、BOTSがDragon Ashに正式加入する前にまでさかのぼります。
当時、BOTSが降谷建志に「将来、Dragon Ash以外でもいろいろできたらいいね」という趣旨の話をしたことが、2人でプロデュース活動を始めるきっかけになりました。
その後、活動の幅が広がり、SHIGEOとILMARIが加わることで、4人組ユニットとしてのSteady&Co.が動き始めます。
つまりBOTSは、Steady&Co.の音楽を支えただけでなく、ユニットが生まれるきっかけにも関わったメンバーなのです。
Steady&Co.での役割
BOTSはDJとして、ヒップホップをベースにしたSteady&Co.のサウンドに関わりました。
また、降谷建志とともにプロデュース活動を行っていたことから、ユニットの音楽制作を考えるうえでも重要な存在です。
Dragon Ashでの活動とは異なるメンバーと音楽を作ることで、BOTSの持つ音楽性もSteady&Co.の作品に生かされていました。
3. ILMARI
RIP SLYMEのメンバーとして活躍
ILMARIは、ヒップホップグループRIP SLYMEのメンバーとして知られるアーティストです。
RIP SLYMEは、複数のMCによる掛け合いや親しみやすいサウンドで人気を集めました。
ヒップホップをベースにしながらも、幅広いリスナーが楽しめる楽曲を発表してきたグループです。
Steady&Co.ではMCとして参加し、ほかのメンバーとは異なる個性を作品に加えました。
4人のバランスを取る存在
Steady&Co.の公式プロフィールでは、メンバー同士の関係性についても興味深いエピソードが紹介されています。
降谷建志は、4人の関係を家族にたとえ、SHIGEOを長男、ILMARIを次男、自身を末っ子、BOTSを父親のような存在と表現していました。
また、SHIGEOは、制作中に自分と降谷建志が勢いよく進んでも、ILMARIが全体のバランスを取る役割を果たしていたという趣旨の話をしています。
もちろん、これはメンバー自身の発言をもとにした比喩的な表現です。
それでも、個性の強いメンバーが集まる中で、ILMARIが独自の存在感を発揮していたことが伝わってきます。
Steady&Co.での魅力
RIP SLYMEでは、複数のMCによる掛け合いがグループの魅力のひとつでした。
Steady&Co.でも、ILMARIはほかのメンバーとともにMCを担当し、異なる音楽性を持つメンバー同士の組み合わせを楽しめる作品を生み出しました。
それぞれの所属グループを知っている人にとっては、普段とは異なる組み合わせで聴けることも、Steady&Co.ならではの楽しみだったのではないでしょうか。
4. SHIGEO
スケボーキング(SBK)のメンバー
SHIGEOは、スケボーキング(SBK)のメンバーとして知られるアーティストです。
スケボーキングは、ヒップホップやロックなどの要素を取り入れた音楽を展開していました。
Dragon AshやRIP SLYMEとはまた異なる音楽性を持つグループで活動していたSHIGEOが加わったことも、Steady&Co.の個性につながっています。
Steady&Co.に加わったきっかけ
Steady&Co.の公式プロフィールによると、SHIGEOが参加するきっかけになったのは、Dragon Ashが開催していた音楽イベント「TMC(Total Music Communication)」などを通じた交流でした。
SHIGEOは、スケボーキングの楽曲「EPISODE 1」のデモを降谷建志とBOTSに持ち込んだ際に、2人からユニットへの参加を誘われたと紹介されています。
当時のインタビューでは、SHIGEO自身も、参加のきっかけについて思いつきに近いものだったという趣旨のコメントをしています。
こうした自然な交流から4人の活動につながったことも、Steady&Co.の成り立ちを知るうえで興味深いエピソードです。
Steady&Co.での存在感
SHIGEOはMCとして参加し、スケボーキングで培った音楽性をSteady&Co.の作品に持ち込みました。
所属グループが異なるメンバーが集まったことで、それぞれの個性がぶつかり合うだけでなく、互いの魅力を引き出すような音楽が生まれました。
SHIGEOの参加も、Steady&Co.が単なるDragon Ashの派生プロジェクトにとどまらない、独自のユニットとなった理由のひとつといえるでしょう。
Steady&Co.の4人はなぜ集まった?
Steady&Co.の魅力を知るうえで、4人が集まった経緯も重要です。
もともとは、降谷建志とBOTSがプロデュースチームとして活動していました。
その後、Dragon Ashが開催していた音楽イベント「TMC」などを通じて、SHIGEOやILMARIとの交流が深まり、4人での活動につながっていきます。
それぞれ別のグループで活動していた4人が集まったことで、普段の所属グループとは違う音楽を生み出すことができました。
Steady&Co.は、長期間にわたって活動する一般的なバンドというよりも、メンバーそれぞれの個性を持ち寄り、新しい音楽を作るためのユニットだったのです。
▶︎Steady&Co.とは?名前の由来や結成理由、活動休止の背景と人気曲を紹介
Steady&Co.の代表曲
メンバーのプロフィールを知ったら、Steady&Co.の楽曲も改めて聴いてみたいところです。
代表曲として知られているのは、次の3曲です。
STAY GOLD
2001年7月18日発売
Steady&Co.のデビューシングルです。
ヒップホップをベースにしたサウンドと、メンバーそれぞれの個性を感じられる楽曲で、ユニットの活動初期を飾りました。
春夏秋冬
2001年10月24日発売
Steady&Co.を代表する楽曲のひとつです。
季節の移り変わりや時間の流れを思わせるタイトルと、どこか切なさを感じさせる雰囲気が印象に残ります。
Only Holy Story
アルバム『CHAMBERS』収録/2001年11月28日発売
冬のラブソングとして親しまれている楽曲です。
ゲストボーカルとしてwyolicaのazumiが参加しており、メンバーのラップと歌声が重なり合う、印象的な一曲となっています。
まとめ|個性の異なる4人が集まって生まれたSteady&Co.
Steady&Co.は、Dragon Ashの降谷建志とBOTS、RIP SLYMEのILMARI、スケボーキングのSHIGEOによる4人組音楽ユニットです。
それぞれ別のグループで活動していた4人が集まり、2001年に「STAY GOLD」や「春夏秋冬」、アルバム『CHAMBERS』などの作品を発表しました。
降谷建志とBOTSによるプロデュース活動から始まり、SHIGEOとILMARIが加わることで、4人組ユニットとしてのSteady&Co.が誕生しました。
異なる個性を持つ4人が集まったからこそ、普段の所属グループとは違った音楽を生み出せたことも、Steady&Co.の魅力です。
活動期間は短かったものの、「春夏秋冬」や「Only Holy Story」など、今も親しまれている楽曲を残しています。
当時の音楽シーンを振り返るときは、ぜひ4人それぞれの活動にも注目しながら、Steady&Co.の音楽を聴き直してみてください。



コメント